キャットフードにはその栄養価や成分から、その目的に合わせた給仕の仕方があります。今回は腎不全の猫ちゃんに対してモグニャンはどうなのか?というところを調べました。
結論を言えば、モグニャンは腎臓病のねこにはNG、です。
ただし、特に病気ではないねこちゃんにとっては非常によいフードだと思いますので、そのあたりを詳しく解説していきたいとおもいます。
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【要注意!】モグニャンは腎臓病の猫には不向きですが、健康な猫ちゃんへの対策に最適です!
結論を述べましたが、モグニャンはすでに腎臓病をわずらってしまった猫には上げない方がよいでしょう。獣医さんの指示に従って療法食などを利用するのがいいでしょう。
では、腎臓病の猫ちゃんに対して問題のないフード、最適なフードというのはどういったものかを見ていきましょう。
腎臓病とは何か?
腎臓病は、腎臓の機能が悪くなる病気で、老化や炎症などが原因です。腎臓は体の浄化や水分調整に関わりますが、この病気で機能が低下します。早期発見と適切な食事が治療に役立ちます。
腎臓病の基本的な説明
腎臓病の主な原因には、高血圧、糖尿病、感染症、遺伝的要因、高齢化などが含まれます。初期段階では症状がほとんど現れないことがあり、進行すると頻尿、多飲、食欲不振、嘔吐、体重減少などが見られることがあります。
診断には血液検査や尿検査が行われ、腎臓の機能や健康状態を評価します。治療は、腎臓病の進行度合いや原因に応じて異なりますが、特別な食事療法や薬物療法が一般的です。また、定期的な獣医の診察が非常に重要で、腎臓病の状態をモニタリングし、適切な管理を行います。
腎臓病は進行性の疾患であるため、早期発見と適切な管理が重要です。高品質で腎臓にやさしい食事や、定期的な獣医の診察によって、ねこちゃんの生活の質を向上させ、病状の進行を遅らせることができます。飼い主と獣医の協力が、ねこちゃんの腎臓病を管理する鍵です。
ねこちゃんが腎臓病にかかる原因
ねこちゃんが腎臓病にかかる原因は複数あります。以下に主な要因を説明します。
- 高齢化: 腎臓の機能は年齢とともに自然に低下します。高齢のねこちゃんは、腎臓の負担が増加し、腎臓病のリスクが高まります。
- 遺伝的要因: 一部のねこちゃんは遺伝的に腎臓病のリスクを持っていることがあります。特定の遺伝子変異は、腎臓の機能に影響を及ぼすことがあります。
- 高血圧: 高血圧は腎臓にダメージを与え、腎臓病の原因となります。高血圧を持つねこちゃんは腎臓の健康に特に注意が必要です。
- 糖尿病: 糖尿病は腎臓に負担をかけ、腎臓病を引き起こす可能性があります。糖尿病を持つねこちゃんは腎臓の健康を特にモニタリングする必要があります。
- 感染症: 腎臓を損傷する感染症、特に慢性的な尿路感染症が腎臓病の原因となることがあります。
- 毒性物質: ねこちゃんが有害な物質を摂取すると、腎臓に損傷を与えることがあります。これには一般的な毒物や薬物の誤摂取も含まれます。
- 不適切な栄養: 長期間にわたり不適切な栄養を摂取することは、腎臓の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。高リンや高タンパク質の食事が腎臓に負担をかけることがあります。
腎臓病のリスクを最小限に抑えるためには、健康的な生活環境を提供し、定期的な獣医の診察を受けることが大切です。また、高齢のねこちゃんや既存の健康問題を持つねこちゃんには特に腎臓の健康をモニタリングし、対策策を講じることが必要です。
腎臓病を持つねこちゃんの食事の重要性
腎臓病を持つねこちゃんにとって、適切な食事は極めて重要です。特別な食事は腎臓の負担を軽減し、症状の進行を遅らせる役割を果たします。
低リン含有量と高品質タンパク質を備えた食事は、腎臓の機能をサポートし、体内の老廃物の排出を助けます。定期的な獣医の指導のもとで、腎臓にやさしい食事を提供することは、ねこちゃんの健康と生活の質を向上させる鍵です。
腎臓病と栄養の関係性
腎臓病と栄養の関係性は極めて重要です。腎臓は体内の老廃物や余分な物質を浄化し、電解質のバランスを調整する役割を果たしています。腎臓病の場合、この機能が低下し、老廃物や毒性物質が体内に留まり、水分や電解質のバランスが乱れる可能性が高まります。
栄養が腎臓病に与える影響は以下のような点で明確です:
- リンの制御: 腎臓病患者はリンの排出が低下し、高いリン濃度が血中に蓄積する傾向があります。高リンは腎臓に負担をかけ、骨や血管に損傷を引き起こす可能性があるため、食事からのリン摂取を制限する必要があります。
- タンパク質の調整: 高品質なタンパク質は腎臓病患者に適していますが、過剰なタンパク質摂取は腎臓に余分な負担をかける可能性があるため、量を調整する必要があります。
- ナトリウム制限: 高血圧を持つ腎臓病患者には、ナトリウム(塩分)の制限が必要です。ナトリウムは血圧を上昇させ、腎臓への負担を増加させます。
- 水分管理: 腎臓病患者は水分代謝が乱れることがあるため、水分摂取を制限または調整する必要があります。過剰な水分は浮腫(むくみ)などの症状を引き起こす可能性があります。
- ビタミンとミネラル補給: 腎臓病患者は特にビタミンDや鉄、カルシウムのバランスに注意を払う必要があります。
全体として、腎臓病患者の食事は腎臓への負担を軽減し、病状の進行を遅らせる役割を果たします。しかし、ねこちゃんの個別の状態や進行度合いに合わせて、食事計画を獣医と協力して調整することが不可欠です。正しい栄養療法は腎臓病の管理に不可欠であり、ねこちゃんの健康と生活の質を改善するのに役立ちます。
具体的にどういった数値が良いか
上記の通り、気を付けるべき栄養素はありますが、では、どういった数値だったらいいのか、ということになります。
それをみれば、モグニャンが実際にどうなのかも理論としてわかることと思います。
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腎臓病のねこちゃんに優しいキャットフードとは?
上記を踏まえて、腎臓の治療、健康に関するフードの数値を比べてみました。ここから腎臓に優しいフードがわかると思います。
それぞれのポイントで見ていきましょう!
ポイント1:リン、ナトリウム、たんぱく質の分量
ここでは、腎サポートとして売り出しているフードと、特にそういったものではないフードとで比較してみましょう。
リンとナトリウムは低いほうがよく、たんぱく質は絶対に必要な栄養ですが、多いとまたわるいということで、たんぱく質は24~26%が良いとされています。
キャットフード名 | リン | ナトリウム | たんぱく | |
腎専用 | ロイヤルカナン 腎臓サポート | 0.44% | ー | 21%以上 |
ベッツワンベテリナリー 腎臓ケア | 0.35% | 0.4% | 26% | |
HAPPY CAT 腎臓ケア | 0.35% | 0.4% | 28.5% | |
Vet Solution 腎臓サポート | 0.3% | 0.09% | 25% | |
サイエンス・ダイエット〈プロ〉 腎臓・心臓サポート機能 | 0.68 % | 0.35 % | 32.1 % | |
通常 | モグニャン | 1.1% | 0.62% | 27%以上 |
カナガン | 1.1% | ー | 34%以上 | |
グランツ チキン&サーモン | 1.10% | 0.6% | 36.00% | |
ジャガー | ー | ー | 37%以上 | |
ファインペッツ(FINEPET’S) | 0.68% | 0.4% | 32% | |
ブラバンソンヌ | 0.7%以上 | ー | 29%以上 |
比較してみますと、確かにリンの数値は、通常のフードに比べて1/3程度ですし、ナトリウムの測定については、通常のフードはあったりなかったりです。
タンパク質の量にしても、高たんぱくが良い、とされているので、通常のフードは30%を超えるものがほとんどです。
これを見ると、腎臓ケアを行っているフードと、通常フードとの大きな違いが判ります。
ポイント2:ビタミン、ミネラルとオメガ脂肪酸
リン、ナトリウム、たんぱく質については制御されてしかるべき、という感じです。逆に、ビタミンミネラルといった成分は、あったほうがいい、というものになります。
またオメガ脂肪酸も健康維持に必須の栄養素となりますので、こちらも加えて比較してみましょう。比較対象は、先に挙げたフードと同様のものとします。
ただし、ビタミン、ミネラルの測定はされているものが少ないので、一部推測で◎、〇、△としています。
キャットフード名 | ビタミン | ミネラル | ω脂肪酸 | |
腎専用 | ロイヤルカナン 腎臓サポート | 〇 | 〇 | ー |
ベッツワンベテリナリー 腎臓ケア | ◎ | ◎ | 4.45% | |
HAPPY CAT 腎臓ケア | ◎ | ◎ | 4.4% | |
Vet Solution 腎臓サポート | ◎ | ◎ | 0.31% | |
サイエンス・ダイエット〈プロ〉 腎臓・心臓サポート機能 | ◎ | ◎ | 4.5% | |
通常 | モグニャン | ◎ | ◎ | 3.8% |
カナガン | ◎ | ◎ | 3.81% | |
グランツ チキン&サーモン | ◎ | ◎ | 1.2% | |
ジャガー | ◎ | 〇 | 1.2% | |
ファインペッツ(FINEPET’S) | ◎ | 〇 | 3.8% | |
ブラバンソンヌ 成猫チキン | ◎ | ◎ | ー |
正直、こちらの体にいい栄養素については、さすがはプレミアム系のフードについては完全にケアされていると思います。
正確な数値は出てない場合もありますが、原材料や添加のミネラルを見ても、十分ケアされているであろうことは予想されます。
特に、モグニャン、カナガンはオメガ脂肪酸も含め、必要な栄養はかなりあるものと思いますので、平常時のねこちゃんであれば、健康維持に最適なフードといってもいいと思います。
腎臓ケアのものについては、もちろん言うまでもなく、ですね。
腎臓病にやさしいキャットフードのまとめ
上記の通り、栄養成分はやはり腎サポートと、腎臓ケアとされるフードが非常に良いことがわかります。当然といえば当然ですね。
まだ腎臓がわるくなっていない猫ちゃんに対しては通常フードが悪いということはありません。ただ、年を取ったねこちゃんなど、すでに腎臓の病気が進行してしまった猫ちゃんにとっては、モグニャンを代表とするプレミアム系のフードは避けたほうが良いかもしれませんね。
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