猫ちゃんと暮らしているあなたの心配事に、やはり高齢になってきた場合にいろいろな慢性疾患になってくることだと思います。その中の一つに、慢性腎臓病もあるかと思います。
毎日食べる食事も非常に重要な要素になってくると思います。そんな猫ちゃんの慢性腎臓病に関して獣医さんのご意見と、グランツキャットフードが食事として適切なのかどうかを見ていきたいと思います。
結論としては、グランツキャットフードは健康な猫にとって腎臓にやさしいフードではありますが、すでに腎臓病を患ってしまった猫には獣医さんの指導のもと療法食を与えたほうがいい、となります。
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こんにちは! 本記事の執筆者「ペットフード編集部 ナカジ」といいます。 我が家の猫は、もう何代目か。今回は、三毛の野良ちゃん。ちょうど親父がなくなったときに、実家の前で見つけた子。しっかりと健康に長生きしてもらいたいとねがいつつ。 当サイトではアフィリエイト広告を利用しておりますが、ごゆっくりとご覧ください。 |
1.猫の慢性腎臓病とは?
慢性腎臓病は高齢化により自然と出てくる病気
さて、私は残念ながら獣医ではありませんので、こちらは北里大学の獣医学部の星 史雄先生のコラムより抜粋しました。
年齢が高くなってくると、自然と出てくるのが病気です。ヒトでは老齢医学で扱うような病気、つまり、心臓病、糖尿病、腎臓病、腫瘍性疾患が多くなってきます。特に、老齢のネコでは、腎臓病の発生が多くなってきます。
この病気は、慢性腎臓病と言って、いろいろな原因によって起きますが、一度発症してしまうと、その病気の進行の早さは様々ですが、確実に悪化していき最終的には尿毒症といった状態で亡くなります。
※引用元:北里大学獣医学部 星 史雄先生「獣医さんが教えてくれる「ネコの慢性腎臓病」より
人間と一緒で、高齢化が勧めが進むほど、いろいろな疾患が増えていきます。私の妻の実家が飼っていた猫も、うちの兄が飼っていた猫も、病気がすすみつつ、医者に通いながらという状況でした。
なんだか人間と同じだなぁ、と。健康なまま、天寿を全う出来たら幸せなんだろうな、とか思いました。うちのちゅらはどうなんだろうか、と日々思うわけです。
中でも猫ちゃんの死因no.1として慢性腎臓病が挙げられています。
猫の慢性腎臓病の症状は?
では、猫ちゃんの慢性腎臓病のその症状は? 下記のようになります。
ステージ | クレアチニン | 症状 |
ステージ1 | <1.6 mg/dL | 軽度の腎機能低下、特に明らかな症状は見られないことが多い |
ステージ2 | 1.6 – 2.8 mg/dL | 中等度の腎機能低下、飲水量の増加や多尿が見られることがある。 |
ステージ3 | 2.9 – 5.0 mg/dL | 重度の腎機能低下、食欲不振、体重減少、嘔吐などの症状が現れることが多い。 |
ステージ4 | >5.0 mg/dL | 末期の腎機能障害、重篤な症状が見られ、管理が難しくなる。 |
※引用元:ルーツ動物病院より「猫の慢性腎臓病|猫の死因第一位の病気を解説」より
こちらのステージ表はちょっと検索すると出てくるものになりますが、一応ルーツ動物病院さんより引用しました。検査としてはクレアチニンの血中濃度で明確ですが、症状としてもわかるようです。
その他にも検査方法はありますが、こちらでは割愛します。
2.猫ちゃんの慢性腎臓病ですべきことは?
では、猫ちゃんが慢性腎臓病になってしいまっているとわかったら、どうすべきかについてです。
1.慢性腎臓病に対してどういった対策が効果的?
猫の慢性腎臓病に対しては、下記の治療方法が挙げられています。
- 食事療法
- 投薬
- 点滴療法
です。ここでようやくグランツキャットフードが関係しそうなものが出てきました。食事療法ですね。
では、各治療方法についてもう少し詳しく見ていきましょう。
2.猫の慢性腎臓病への食事療法
では、食事についてどういったことに注意していけばいいのでしょうか。非常に簡潔にまとめられているものが、ふじわら動物病院さんより出ていました。
■慢性腎臓病の猫に与えてはいけない栄養素
・リン
・タンパク質■腎臓病の猫に与えるといいもの
・EPA/DHA
・食物繊維
このように、リンとタンパク質の過剰な接種をやめ、EPA/DHAと食物繊維を十分に与える、というものです。
3.腎臓にやさしいキャットフードはどんなもの?
前提ですが、ここで議論するのは、健康な猫ちゃんが腎臓に負担をかけず健康に過ごしていくこと、を目的とします。
すでに腎臓病を患っている猫ちゃんは、獣医さんの意見に従って療法食を選択するなど、適切な対応をお願いします。
腎臓病に対する療法食とは違い、他の栄養素のバランスも考えること
まず、上記で挙げた療法食の栄養についてですが、こちらはすでに腎臓病を患ってしまった猫ちゃんになります。こういった数値にあるのは、療法食になりますね。
健康な毛子ちゃんが、体力維持や成長も含めてバランスのよいフードが必要となります。腎臓病ではない猫にとって、腎臓にやさしいフードとは下記になります。
健康な猫ちゃんの腎臓に優しいフード
健康な猫ちゃんが腎臓に優しいフードを選ぶとすると、下記のようになります。決して、腎臓病に偏らず、バランスの良いフードであることが必要です。
栄養成分 | 役割と重要性 |
---|---|
1.高品質なタンパク質 | 良質なタンパク質を提供し、腎臓への負担を最小限にします。なるべく未加工の生のお肉や魚がうれしいですね。 |
2.低リン | 腎臓に蓄積しやすいリンを低減し、腎臓の負担を軽減します。成分表の数値を参考にできます。 |
3.低ナトリウム | ナトリウムの過剰摂取を防ぎ、腎臓への負担を軽減します。 |
4.オメガ3脂肪酸 | 抗炎症作用があり、腎臓の炎症を軽減します。サーモンオイルや亜麻仁油に多く含まれます。 |
5.高カリウム | カリウムバランスを維持し、筋肉や心臓の健康をサポートをします。バナナやジャガイモに多く含まれます。 |
6.抗酸化物質 | 酸化ストレスを軽減し、腎臓の健康を維持します。野菜、果物、ビタミン添加になります。 |
7.水分 | カリカリフードの場合、飲むように工夫が必要。 |
こちらを元にグランツキャットフードのが腎臓に対して優しいフードかどうか見ていきましょう。
4.グランツキャットフードは性腎にやさしいフード?
それでは順番に見ていきましょう!
1.高品質のタンパク質原材料を使用しているか
まず、健康な猫の体を維持する必要がありますので、一番の栄養となるタンパク質がしっかりとしたものであるかが重要です。
グランツキャットフードは3種類ありますが、それぞれタンパク質原材料の量も多く主原料となりますし、半分ほどはフレッシュなもの、半分は乾燥のみの加工品となり、かつヒューマングレードになりますので、安心です。
2.ミネラル成分が低リン、低ナトリウムになっているか
フード種類 | チキン・サーモン | チキン | サーモン |
リン | 1.10% | 1.00% | 1.00% |
ナトリウム | 0.60% | 0.60% | 0.90% |
グランツキャットフードのリンとナトリウム量は、特に多くもなく、少なくもなく、です。
このリンとナトリウムのバランスは非常に難しいところです。腎臓病を患った猫ちゃんにとっては、低リン、低ナトリウムが必要ですが、健康な猫にとってはいずれも必要なミネラルとなります。
特にナトリウムは猫が水を欲するきっかけにもなりますので低すぎてもよろしくありません。
3.オメガ脂肪酸はしっかりあるか
フード種類 | チキン・サーモン | チキン | サーモン |
オメガ6脂肪酸 | 0.70% | 2.00% | 2.30% |
オメガ3脂肪酸 | 0.50% | 0.30% | 1.00% |
オメガ脂肪酸については、チキン・サーモン味がちょっとすくないと思います。チキン・サーモン味はグランツキャットフードの中でも唯一全年齢対応のフードで、腎臓病を気にしなくてもいい子猫に与えるとよいのではと思います。
4.カリウムしっかり摂れるか
カリウムについてはグランツキャットフードの成分表示にはありません。ただ、カリウムを多く含む材料を意識して使っているのは事実です。
カリウムの多い材料・・肉、魚、イモ類、野菜(ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃなど)果物(バナナなど)、海藻
となります。グランツキャットフードは肉、魚がメインですし、ジャガイモ、サツマイモも成分上位にあり、かつブロッコリーも使用しています。
5.抗酸化物質は入っているか
抗酸化物質といえば、いわゆるビタミン類になります。果物がやはりメインとなってくるでしょう。特にベリー系などは多く含まれると思います。
グランツキャットフードは果物も色はいっていますので、かなりバランスは良いのではないでしょうか。もちろん、ビタミン自体は添加もしていますので調整をとっているものと思います。
5.グランツキャットフードの腎臓への優しさをまとめ
上記の内容をまとめますと、グランツキャットフードは猫の腎臓に優しいフードの条件をそれなりに満たしているのでは、と思います。
健康な猫のとって下げる必要のないものもあると思いますので、その点を注意していけばよいのではないでしょか。
栄養成分 | グランツキャットフード | 判定 |
---|---|---|
1.高品質なタンパク質 | 良質なたんぱく質が主原料となり豊富に入っています。ヒューマングレードで安心 | |
2.低リン | 特に低い値ではありませんが、健康な猫ちゃんには必要。 | |
3.低ナトリウム | ナトリウムも低くはなく、過剰に摂取しないという程度は入っています。水を飲むのにも必要になるので、健康な猫なら問題なし。 | |
4.オメガ3脂肪酸 | チキン・サーモン味のみ低い値となっていますが、サーモン、チキン味はかなり高い数値です。 | |
5.高カリウム | カリウムを含む食材がかなり含まれているので問題なし。ただ、測定値がないので、一重○です。 | |
6.抗酸化物質 | 果物、野菜とふんだんに使っているのと、ビタミン自体は添加もありますので、問題なしです。 | |
7.水分 | 飲むような工夫をするしかありませんね。 |
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6.グランツキャットフードの基本情報
まずは、グランツキャットフードの一般的な情報から記載していきます。こちらではお値段やどういったフードなのかをわかりやすくまとめてみました。
項目 | 内容 |
内容量 | 1.5kg(500g×3袋)チキン・サーモン、チキン、サーモンの3種類 |
価格 | 300gサンプル:550円(送料無料) 通常購入:4,950円 定期購入:購入回数に応じて4,450~3,960円 ※販売は3袋から ※12回目以上で20%オフ ※3種類とも同額 |
1kg当たりの単価 | 2,640~3,300円 |
5kgの成猫の1日の餌代 | 給与量74g 1日あたり 195~244円 |
対応年齢 | チキン+サーモン:全年齢 チキン、サーモン:1歳以上 |
カテゴリ | 総合栄養食 |
原産国 | フランス |
タイプ | ドライフード |
粒の大きさ | 約7mm 三角 |
主原料 | チキン、サーモン ※たんぱく質原料60%以上 |
カロリー | 358、361kcal / 100g |
特徴 | ・グレインフリー ・着色料、香料不使用 ・魚、肉を60%以上配合 ・チキン+サーモン、チキン、サーモンの3種類 |
賞味期限 | 未開封:製造日より12か月 |
販売会社 | GRANDS株式会社 |
住所 | 東京都千代田区東神田1-16-7 東神田プラザビル4F |
電話番号 | 0120-346-176 |
公式サイト | https://grands-pets.com/cat-gr-gfall-tk.html |
販売会社ホームページ | https://grands-pets.com/ |
以上がグランツキャットフードの基本情報になります。
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グランツキャットフードの原材料
腎臓病に関して、いい材料、悪い材料、といっても材料からはすぐにわかりませんが、まずはこんな材料を使っている、ということになります。
脱水チキン 30.00%、フレッシュチキン 15.00%、脱水サーモン 14.00%、チキンファット 10.00%、チキンプロテイン 2.00%、サーモンオイル 0.80%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛)
脱水チキン 27.00%、フレッシュチキン 25.00%、チキンファット 7.00%、チキンプロテイン 6.00%、サーモンオイル 0.80%、さつまいも、エンドウ豆、ひよこ豆、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛)
フレッシュサーモン 25.00%、脱水サーモン 21.77%、チキンファット 5.22%、チキンプロテイン 2.00%、サーモンオイル 1.94%、エンドウ豆、さつまいも、ベジタブルファイバー、ポテトスターチ、ポテトプロテイン、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛)
それでは、実際に重要な栄養成分を見ていきましょう。
グランツキャットフードの栄養価
次に、グランツキャットフードの栄養成分についてみてみましょう。かなりたんぱく質が豊富なフードになっていますし、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸といった栄養素もかなりとれるように設計されています。
また、比較として「ロイヤルカナン
成分 | 量 |
||
フード種類 | チキン・サーモン | チキン | サーモン |
粗タンパク質 | 36.00% | 32.00% | 32.00% |
脂質 | 17.00% | 15.00% | 16.00% |
粗繊維 | 4.50% | 4.50% | 4.50% |
粗灰分 | 8.50% | 10.00% | 9.00% |
水分 | 10.00% | 10.00% | 10.00% |
オメガ6脂肪酸 | 0.70% | 2.00% | 2.30% |
オメガ3脂肪酸 | 0.50% | 0.30% | 1.00% |
リン | 1.10% | 1.00% | 1.00% |
マグネシウム | 0.09% | 0.06% | 0.08% |
ナトリウム | 0.60% | 0.60% | 0.90% |
カルシウム | 1.60% | 1.20% | 1.30% |
代謝エネルギー/100g | 361kcal | 358kcal | 361kcal |
これがグランツキャットフードの栄養価になります。さて、これだけでいい悪い、を判断するのは難しいともいます。次で比較してみましょう。
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7.グランツキャットフードと腎臓サポートキャットフードとの比較
タンパク質、リンは少なく、オメガ脂肪酸、食物繊維は高め、がいいとされています。比較がないと難しいので、食事療法として出されているロイヤルカナンの療法食 腎臓サポートスペシャルとの比較を行ってみまます。
ロイヤルカナン | チキン・サーモン | チキン | サーモン | |
タンパク質 | 24.0%以下 | 36.0% | 32.0% | 32.0% |
リン | 0.44% | 1.10% | 1.00% | 1.00% |
オメガ脂肪酸 | 0.4% | 1.2% | 2.3% | 3.3% |
食物繊維 | 10.8% | 4.50% | 4.50% | 4.50% |
これらの数値を見ると、やはりタンパク質は、リンは高め、ただし、EPA/PHAであるオメガ脂肪酸は圧倒的に多い、特に、もともと原料レベルで豊富なサーモンが一番良いようです。食物繊維もロイヤルカナンが抜きん出ています。
8.グランツキャットフードの腎臓に良いかのまとめ
以上が、グランツキャットフードが腎臓に良いか悪いか、といった客観的な数字などになります。比較に出したロイヤルカナンの療養食腎臓サポートと比べると、オメガ脂肪酸以外は下回っていることになります。
ただ、なので腎臓に悪い、ということではないよに思います。若いうちはしっかりとタンパク質必要ですし、バランスの良い食事が求められると思います。
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9.グランツキャットフードの関連記事
10.参考文献・参考サイト
当サイトを作成するにあたり参考にした文献やサイトになります。
- 猫の最適な食餌について
- 環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]
- AAFCO(全米飼料検査官協会)
- FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
- HACCP
- 安全・安心なペットフードをお届けするために(一般社団法人ペットフード協会)
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