グランツキャットフードはタンパク質原料70%、グレインフリーということで消化に良い、アレルゲンの少ないキャットフードとして人気があります。そんなグレインキャットフードですが、猫ちゃんの血尿に対しては対策や治療の効果はあるのか、調べてみました。
結論からすると、血尿の主な原因、尿路結石の対策については十分機能するのに比べ、腎臓病については発症した場合や効果は弱い、ということがわかりました。
ただ、健康な猫ちゃんにとっては、消化も良く、アレルギーも起こりにくい高栄養価のフードであり、おすすめできるキャットフードであることに変わりはありません。
グランツキャットフードの購入を迷っている方の参考になればと思います。
こんにちは! 本記事の執筆者「ペットフード編集部 ナカジ」といいます。 我が家の猫は三毛のちゅらさん。しっかりと健康に長生きしてもらいたいとねがいつつ。 当サイトではアフィリエイト広告を利用しておりますが、ごゆっくりとご覧ください。 |
血尿対策でおすすめのキャットフードも紹介していますので、こちらも参考になればと思います。
グランツキャットフード総合評価
項目 | 評価 |
総合評価 | |
原材料 | |
栄養バランス | |
無添加・アレルゲン | |
コスト | |
獣医推薦 | |
製造、管理 |
こちらの数値の根拠としては、詳しくは、グランツキャットフードの口コミ、実食レビュー記事にて詳しく記載していますので、そちらを参照いただければとおもいます。
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猫の血尿の主だった4つの原因
まずは、猫の血尿の原因について調べてみました。今回見たのは非常にわかりやすくまとまってましたので、越谷どうぶつ病院のものを引用してみます。
まず、大まかに下記の通りあります。
※松越谷どうぶつ病院より
大まかに、この4種類になります。こちらはまぁどういったサイトを見ても、カテゴリーのくくりといしては違ってくるかもしれませんが、具体的にはこの内容になりますね。
おしっこの問題なのでおしっこを作るところ(腎臓)から、そこを通るところ(尿路)までに見られる疾患とみてよさそうです。
こちらを元にグランツキャットフードが関係しそうなものを、その原因も含めて考えていきましょう!特に、中毒なんてものは非常に気になりますよね。
1.膀胱炎
こちらは人間にもありますよね。よくおしっこを我慢しすぎるとなるよ!って小さいころ親によく言われましたが。猫の膀胱炎っていったいどういった原因から来るのでしょうか。またそれがグランツキャットフードと関係してくるのか、見てみましょう。
膀胱炎の原因
- 細菌感染によるもの
- 尿結石(結晶)によるもの
- ストレス
- 飲水不足によるもの
※松越谷どうぶつ病院HPより
と、主に4つの原因を述べられています。グランツキャットフード、というかフードが関係しそうな項目としては、やはり尿結石ですね。あと、間接的ではありますが、飲水不足も関係してくると思います。
グランツキャットフードと尿路結石についてはこちらの記事にて詳しくまとめてありますので参考にしていただければと思います。
この尿路疾患、特に結石については種類によって異なりますが、マグネシウム量とpHが関係してくるところになります。
グランツキャットフードと尿路結石は?
猫にとって非常におおい疾患になりますので、専用の療法食もあるくらいですから、そちらと比べるとやっぱりグランツキャットフードの方が適正値は下がりますが、健康な猫にあげるには、栄養バランスや使っている食材など考えると、非常に良いものだと思います!
飲水不足にグランツキャットフードは効果あり?
飲水不足については、塩分があると水をとるようになる、といわます。ナトリウム量ですね。ただし、高すぎるのはちょっと問題になりますが、市販のフードで健康被害が出るほどの高い塩分設定はありません。
グランツキャットフードの塩分、ナトリウム量は0.62%と尿路疾患の療法食によくある0.4%よりは高いですが、お水を飲んでくれる、という観点からすると適切な値なのではと思います。
膀胱炎に関しては、下部尿路疾患で療法食が必要な状態まで起こしてないようならグランツキャットフードは非常に良いフードだと思います!
2.尿道閉塞
これは、ちょっとキャットフードに関係しそうにないとおもいましたが、細かい結石が関係するとなると、尿路疾患の部類になってきますので、1の膀胱炎との感れになってきますね。
結局は下部尿路疾患と関係がある、ということですね。
尿路閉塞の原因
細かい結石や、膀胱内の炎症性タンパクが栓となり、尿道内を閉塞させた状態。
閉塞を繰り返す場合は、炎症や結晶により傷ついて尿道の内腔が細くなっている可能性がある。
※松越谷どうぶつ病院HPより
これだけをみちゃうとホントに大変な症状に思います。人間でも尿道に結石がはいってきたら激痛ですよね。私はなっととないですが!
そうなると、結論的には、下部尿路疾患の療法食には若干劣ってしましますので、猫ちゃんの状態を見てフードを選択しましょう、となりますね。
3.腎臓病(突発性腎出血)
こちらもシニア猫に特有の病気になってきますね。原因というのはもう加齢によるところだと思います。
腎臓病(突発性腎出血)の原因
高齢の猫に多い腎臓病でも血尿が見られる
高齢の猫にとって慢性的な疾患だとおもいます。ただ、食事を気を付けることで進行を遅らせたり、ということにはなると思います。
腎臓病については、フードについては下記の数値が気にすべき点です。
- しっかりと水分補給できることであること
- あまりタンパク質成分量が高くないこと
- DHA(オメガ脂肪酸)がしっかりとれること
が、フードに求められる点です。
グレンキャットフードはを検証すると、
- ナトリウム量は平均的で、お水を普通に飲むレベルの塩分量
- タンパク質成分は32~36%となっており、32%をなるべく選ぶようにしたい
(チキンorサーモン味が32%) - オメガ脂肪酸は味により差が大きく、サーモン味が最も高く3.3%もある。
上記のことから、腎臓病を懸念する方は、サーモン味(タンパク質32%、オメガ脂肪酸3.3%)を選択するとよいと思います。半面、チキン・サーモン味は、高たんぱく37%にオメガ脂肪酸が1.2%と低いです。
すでに腎臓病を患ってしまっていた場合、こちらは療法食がありますので、医師の指導の下どういったフードを上げるか、相談しましょう。
4.中毒
最後は、中毒、ですね。これはキャットフードがどうのこうの、ではないですね。非常に危険ですので、口にさせないように気を付けましょう!
中毒の原因
玉ねぎなどのネギ類の中毒により血球が破壊され、血尿が見られます
タマネギ中毒は玉ねぎ以外にもニンニクを含む食料や植物の球根の誤食でも引き起こされることがあります
あと、にんにくもダメって言いますよね。あまり食べそうな猫もいないようにも思いますが、わかりせん。うちのちゅらさんは、刺身を上げても食べないくらいなので、よっぽど大丈夫だとはおもいますが、何がきっかけで口にしちゃうかわかりませんから、気を詰めないといけませんね。
以上、各血尿の原因と、グランツキャットフードだとどうか、というところでした。
グランツキャットフードの血尿に対する効果のまとめ
以上の通り、グランツキャットフードと血尿の原因についてみてきましたが、まとめると以下のような感じでしょうか。
- 膀胱炎については、その原因のひとつである結石については、一般的なフードよりはグランツキャットフードは良いものと考える。
- 飲水を考えるなら、療法食よりも若干塩分(ナトリウム)の高いグランツキャットフードが良さそう。
- 腎臓病については、シニアという部分も大いにあるのと、やはり療法食にはグランツキャットフードは劣ってしまう印象。
- 健康な猫ちゃんの腎臓病対策という点では、サーモン味がおすすめです。
- いろいろな疾患もそうですが、健康な猫ちゃんに対しては療法食でなくバランスの良いグランツキャットフードが最適に思います。
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グランツキャットフードは高たんぱく原料にこだわったキャットフード
グランツキャットフードの基本情報
項目 | 内容 |
内容量 | 1.5kg(500g×3袋)チキン・サーモン、チキン、サーモンの3種類 |
価格 | 初回:500g+サンプル:980円(送料無料) 2回目以降:1.5kg(3袋)4,800円 |
1kg当たりの単価 | 3,200円 |
5kgの成猫の1日の餌代 | 給与量74g 1日あたり 236円 |
対応年齢 | チキン+サーモン:全年齢 チキン、サーモン:1歳以上 |
カテゴリ | 総合栄養食 |
原産国 | フランス |
タイプ | ドライフード |
粒の大きさ | 約7mm 三角 |
主原料 | チキン、サーモン ※たんぱく質原料70%以上 |
カロリー | 358、361kcal / 100g |
特徴 | ・グレインフリー ・着色料、香料不使用 ・魚、肉を70%以上配合 ・チキン+サーモン、チキン、サーモンの3種類 |
賞味期限 | 未開封:製造日より12か月 |
販売会社 | GRANDS株式会社 |
住所 | 東京都千代田区東神田1-16-7 東神田プラザビル4F |
電話番号 | 0120-346-176 |
公式サイト | https://grands-pets.com/cat-gr-gfall-tk.html |
販売会社ホームページ | https://grands-pets.com/ |
以上がグランツキャットフードの基本情報になります。
栄養吸収、消化に良い高たんぱくフードでグレインフリー
主原料は、チキン、サーモンとなっていて、その分量は70%以上となっています。またグレインフリーでり、人口的添加物もないことから、チキン以外のアレルゲンはないことになります。
初回購入はお試しの1袋+他味サンプルで980円!
初回お試しは980円と非常にお求めやすいです。二回目以降は1.5kgの3袋となりますが検討時間は十分あるので、もしお試しを食べてもらえなければストップ可能です。
グランツキャットフードはグレインフリーで良質なたんぱく質に豊富な野菜やフルーツ
血尿に関して、いい材料、悪い材料、といっても材料からはすぐにわかりませんが、まずはこんな材料を使っている、ということになります。
脱水チキン 30.00%、フレッシュチキン 15.00%、脱水サーモン 14.00%、チキンファット 10.00%、チキンプロテイン 2.00%、サーモンオイル 0.80%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛)
脱水チキン 27.00%、フレッシュチキン 25.00%、チキンファット 7.00%、チキンプロテイン 6.00%、サーモンオイル 0.80%、さつまいも、エンドウ豆、ひよこ豆、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛)
フレッシュサーモン 25.00%、脱水サーモン 21.77%、チキンファット 5.22%、チキンプロテイン 2.00%、サーモンオイル 1.94%、エンドウ豆、さつまいも、ベジタブルファイバー、ポテトスターチ、ポテトプロテイン、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛)
穀類のないグレインフリーはアレルギーになりにくい
猫ちゃんのアレルギーの原因に、小麦やパンなど、穀類の仕様が上げらえます。大昔、猫が食べてこなかったものを最近になって、となりますので、事実なのでしょう。その点、穀類を一切使わないグレインフリーキャットフードは非常に有効だと思います。
タンパク質はいうまでもなく高いグランツキャットフード
たんぱく質原材料を70%以上使っている、非常に贅沢なキャットフードですし、他の食材もいろいろな種類が用いられているので、出来上がりも素晴らしいフードであると予想されます。
タンパク質が高すぎるものは血尿の原因の一つ腎臓病によろしくないので、チキン味、サーモン味の32%が妥当な数値だと思います。
皮膚を作るうえで必須のオメガ脂肪酸はサーモンから
オメガ脂肪酸は魚に多く含まれています。グレインキャットフードはサーモンも多く使われているのと、サーモンオイルが使われています。こちらからオメガ脂肪酸を多く取得できると思います。
腎臓病に対してもオメガ脂肪酸は高いほうが良いので、たんぱく質量も踏まえ、サーモン味が最適だと思います。
ビタミン、ミネラル類は添加でバランスよく
尿路疾患にならないためにもマグネシウムは抑える必要がありますが、ミネラル類はあえて添加していますので調整の意味もあると思います。バランスのよいミネラルは栄養素としても必須ですね!
グランツキャットフードの全原材料の安全性やアレルギーについてはこちらに詳しくまとめています。
グランツキャットフードの成分は、高たんぱく質量にオメガ脂肪酸
次に、グランツキャットフードの栄養成分についてみてみましょう。原材料の成分通り、かなりたんぱく質が豊富なフードになっています。
成分 | 量 |
||
フード種類 | チキン・サーモン | チキン | サーモン |
粗タンパク質 | 36.00% | 32.00% | 32.00% |
脂質 | 17.00% | 15.00% | 16.00% |
粗繊維 | 4.50% | 4.50% | 4.50% |
粗灰分 | 8.50% | 10.00% | 9.00% |
水分 | 10.00% | 10.00% | 10.00% |
オメガ6脂肪酸 | 0.70% | 2.00% | 2.30% |
オメガ3脂肪酸 | 0.50% | 0.30% | 1.00% |
リン | 1.10% | 1.00% | 1.00% |
マグネシウム | 0.09% | 0.06% | 0.08% |
ナトリウム | 0.60% | 0.60% | 0.90% |
カルシウム | 1.60% | 1.20% | 1.30% |
代謝エネルギー/100g | 361kcal | 358kcal | 361kcal |
たんぱく質は成分量としても32~36%
グランツキャットフードはタンパク質原材料を70%使用していますので、その結果として成分量になっても30%を超えるかなり高たんぱくなフードに仕上がってます。もちろんタンパク質は皮膚に必須の栄養素ですね。
ミネラル量、主に、マグネシウム量はチキン味が最も低い
尿路結石に関連する、マグネシウム量については、チキン味が最も低いようです。ただ、老猫になりますとpHが低いほういいとなりますが、こちらは測定値がありません。
オメガ脂肪酸が一番多いのはサーモン味
オメガ脂肪酸の量は味によって気変わってきます。最も多いのはサーモン味となり、なんとその含有量は3.3%にもなります。これはかなり高い数値です。
皮膚疾患の猫ちゃんに限らず、上げていきたい数量ですね。
総合して、タンパク質の豊富さや、オメガ脂肪酸などをみると、通常に与える食事としては、グランツキャットフードはほんとに優秀なキャットフードだと思います。
それでは、糖質制限食がどういった数値になっているか比較してみましょう!
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参考文献・参考サイト
当サイトを作成するにあたり参考にした文献やサイトになります。
- 猫の最適な食餌について
- 環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]
- AAFCO(全米飼料検査官協会)
- FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
- HACCP
- 安全・安心なペットフードをお届けするために(一般社団法人ペットフード協会)
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