ドッグフードを猫にあげても大丈夫?

猫にドッグフード お役立ち情報

「ドッグフードを猫にあげても大丈夫?」と疑問に思ったことはありませんか。

うっかり犬用フードを与えてしまったり、愛猫が食べてしまったりして心配になる飼い主さんは少なくありません。

結論からいえば、ドッグフードは猫に必要な栄養素(タウリンや高たんぱく質など)が不足しており、長期的には健康リスクを招くためおすすめできません。

本記事では、日本獣医師会AAFCO(米国飼料検査官協会)農林水産省が公表している基準を参考に、犬用フードと猫用フードの栄養の違い、猫に与え続けた場合のリスク、万一食べてしまった際の対処法を解説します。

さらに、安心して与えられるキャットフードの選び方やおすすめ商品もご紹介。愛猫の健康を守るためにぜひ参考にしてください。

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1.ドッグフードを猫にあげても大丈夫?結論から解説

飼い主さん

結論から言うと、猫にドッグフードを与えるのは基本的に大丈夫ではありません。

一時的に少量を食べてしまった程度であれば大きな問題はない場合もありますが、長期的に与えるのは栄養不足や健康トラブルの原因になります。

なぜ「大丈夫ではない」のか?

  • 猫と犬では必要な栄養バランスが異なる
  • 猫に必須な「タウリン」「アラキドン酸」「ビタミンA」などがドッグフードには不足しやすい
  • ドッグフードは犬の消化・代謝に合わせて設計されているため、猫の体に合わない

短期的な影響(誤って食べた場合)

  • 少量ならすぐに体調不良を起こす可能性は低い
  • 下痢や嘔吐など軽い消化不良を起こす場合もある
  • アレルギー体質の猫は注意が必要

長期的に与え続けた場合のリスク

  • タウリン不足による視力障害・心筋症のリスク
  • ビタミンA不足による皮膚・被毛トラブル
  • 尿路系疾患や腎臓への負担増加

成長期の子猫では発育不良につながる恐れ

  • タウリン不足による視力障害・心筋症のリスク
  • ビタミンA不足による皮膚・被毛トラブル
  • 尿路系疾患や腎臓への負担増加
  • 成長期の子猫では発育不良につながる恐れ

猫と犬の必要栄養の違い(比較表)

栄養素 猫に必要 犬に必要 ドッグフードの配合傾向
タウリン 必須(欠かせない) 非必須 少ない/ほぼ含まれない
動物性たんぱく質 高い割合が必要 そこまで高くない 穀物や野菜も多く配合
ビタミンA 直接摂取が必須 体内で合成可能 少なめ
アラキドン酸 必須脂肪酸 体内で合成可能 含まれないことが多い

まとめ

  • ドッグフードは猫にとって「一時的なら問題なし、長期的には大きなリスク」
  • 栄養不足による病気のリスクがあるため、猫には必ずキャットフードを与えることが基本
  • 大切な愛猫の健康を守るためには、猫専用に作られたフードを選ぶのが安心です

2.ドッグフードとキャットフードの栄養の違い

sakna

ドッグフードを猫にあげても大丈夫?――この疑問を解くカギは「必要な栄養素の違い」にあります。猫は完全な肉食動物であり、犬と比べてタウリンや動物性たんぱく質、アラキドン酸、ビタミンAなどを多く必要とします。

しかし、ドッグフードは犬の体に合わせて作られているため、これらの栄養素が不足しやすく、長期的に与えると猫の健康を損なう可能性があります。

猫に必須な栄養素(タウリン・動物性たんぱく質 など)

※猫の健康を維持するために欠かせない栄養素です。

  • タウリン:視力や心臓機能を守るために必須
  • 動物性たんぱく質:筋肉や臓器を維持するために必要量が多い
  • アラキドン酸:猫は体内で合成できない必須脂肪酸
  • ビタミンA:体内合成できないため食事から直接摂取が必要

犬用フードに不足しがちなポイント

※犬には必要でも、猫には不足しやすい栄養素があります。

栄養素 猫にとっての重要性 ドッグフードでの不足度
タウリン 必須 ほぼ含まれない
動物性たんぱく質 高量が必要 少なめ(穀物多め)
アラキドン酸 必須 含まれないことが多い
ビタミンA 食事から必須摂取 不足しやすい

3.猫にドッグフードを与え続けるとどうなる?健康リスク

手づくりキャットフード

ドッグフードを猫に与え続けると、すぐに命に関わるわけではありませんが、長期的には深刻な健康リスクを招きます。特に「栄養失調」と「内臓・尿路系のトラブル」は見逃せないポイントです。

猫に必要なタウリンやビタミンA、アラキドン酸などが不足することで、視力障害や心疾患につながる恐れがあります。また、ドッグフードの成分は猫の尿路や腎臓への負担を大きくし、結石や腎不全など重大な病気を引き起こすリスクが高まります。

栄養失調のリスク

※必要な栄養が不足し、体に様々な不調が起きます。

  • タウリン不足:網膜変性による視力低下や心筋症を発症
  • ビタミンA不足:皮膚の乾燥、被毛のパサつき、免疫低下
  • アラキドン酸不足:生殖機能や皮膚の健康に影響
  • たんぱく質不足:筋肉量の低下や発育不良

内臓・尿路系への影響

※成分の違いにより、腎臓や尿路に負担がかかります。

リスク 内容 原因となる栄養バランスの違い
腎臓への負担 慢性腎不全のリスク上昇 不十分なたんぱく質や過剰な穀物
尿路結石 尿のpHバランスが崩れる ミネラル成分の調整不足
肥満 高炭水化物フードによる体重増加 犬用は穀物多め
消化不良 下痢・嘔吐を起こしやすい 猫には消化しにくい原料

4.もし誤って猫にドッグフードを与えてしまったら?対処法

手づくりキャットフード

猫が誤ってドッグフードを口にしてしまっても、少量であればすぐに深刻な症状が出ることは少ないため、過度に慌てる必要はありません。ただし、体質や食べた量によっては消化不良やアレルギー反応を起こすことがあるため、以下のような対処を行うのが安心です。

対処のポイント

  • 食べた量を確認する
    少し口にした程度なら大きな問題は少ないですが、大量に食べた場合は注意が必要です。
  • 猫の様子を観察する
    下痢・嘔吐・元気がない・食欲がないなどの症状が出ていないか確認しましょう。
  • 水をしっかり飲ませる
    消化を助けるために、新鮮な水を常に用意してください。
  • 心配な症状がある場合は動物病院へ
    嘔吐や下痢が続く、ぐったりしている、呼吸が荒いといった異変が見られたら、速やかに獣医師に相談しましょう。
  • 今後は猫専用フードを与えるようにする
    繰り返し与えることがないよう、ドッグフードは猫が届かない場所に保管し、必ずキャットフードを主食にしましょう。

まとめ

誤って猫がドッグフードを食べてしまっても、少量なら大丈夫なことが多いです。

しかし、猫は犬と異なる栄養バランスを必要とするため、繰り返し与えるのは健康リスクになります。不安な症状がある場合は迷わず獣医師に相談し、日常的には猫専用フードを選ぶことが一番の安心につながります。

5.猫に安全に与えられるフードの選び方

猫の健康を守るためには、犬用ではなく必ず「猫専用フード」を選ぶことが基本です。しかし、キャットフードにも多くの種類があり、どれを選べばいいのか迷う方も少なくありません。

ポイントとなるのは「原材料の安心性」と「猫に適した栄養設計」です。とくに高たんぱく・グレインフリーといった特徴を意識すると、猫の体質に合った安全なフードを選びやすくなります。

ここではフード選びの基本観点を整理してご紹介します。

原材料の安心性

※フードの品質は「何が使われているか」で大きく変わります。

  • ヒューマングレード原材料:人間も食べられる品質なら安心度が高い
  • 人工添加物の少なさ:着色料・保存料が少ないフードがおすすめ
  • 穀物や副産物の扱い:安価な副産物や大量の穀物は猫に不向き
  • 産地や製造元の明記:情報が透明なメーカーは信頼しやすい

高たんぱく・グレインフリーなどの観点

※猫の体に合った栄養設計がされているかをチェックしましょう。

  • 高たんぱく設計:猫は肉食性が強いため、たんぱく質含有量が30%以上あると理想的
  • グレインフリー:小麦やとうもろこしなどの穀物を避けることで消化の負担を軽減
  • 動物性たんぱくの比率:肉や魚由来の成分が主原料になっているか確認
  • 栄養バランスの最適化:タウリンやオメガ3脂肪酸など必須栄養が十分に含まれているか

6.キャットフードで迷ったら、間違いないおすすめ3選!

猫の健康を第一に考えるなら、栄養バランスの整った「安心して与えられるキャットフード」を選ぶことが大切です。

ここでは総合評価でおすすめできるキャットフード1〜3位として、特に人気の高いモグニャン・カナガン・グランツを紹介します。

  1. 『モグニャンキャットフード』
  2. 『グランツキャットフード』
  3. 『カナガンキャットフード』

総合評価で非常に高いおすすめを3商品、またそれぞれの目的に応じた商品を7種類紹介します。

おすすめ1『モグニャンキャットフード』

モグニャン

モグニャンキャットフードは、イギリス産の高品質フードで、白身魚を65%使用したグレインフリーの総合栄養食です。

保存料や着色料を一切使わず、全年齢の猫に対応。栄養価の高いサーモンオイルや乳酸菌、オリゴ糖を配合し、食いつきと健康維持を両立しています。毎日の食事を安心して選びたい飼い主さんにぴったりです。

モグニャンの特徴

  • 白身魚65%使用で香りとたんぱく質補給に優れる
  • グレインフリー(穀物不使用)
  • 香料・着色料・保存料不使用(酸化防止剤はローズマリー抽出物)
  • サーモンオイルによるオメガ3脂肪酸配合(2.5%)
  • 乳酸菌・フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖など整腸をサポート
  • 全年齢対応(子猫~シニア)で安心のラインナップ

モグニャンの基本情報

項目 内容
対象 全年齢対応
主原料 白身魚 65%
タンパク質 27%以上
脂質 11%以上
粗繊維 5.25%以下
灰分 9.5%以下
水分 5%以下
NFE 約41%
オメガ3脂肪酸 2.5%
オメガ6脂肪酸 1.3%
リン 1.1%
カルシウム 1.3%
カロリー 379 kcal/100 g
内容量 1.5 kg
原産国 イギリス
保存料 ローズマリー抽出物

こんな猫ちゃん、飼い主さんにおすすめ

  • 穀物アレルギーが心配な猫
  • 食いつきが悪く偏食気味な猫
  • 消化器が敏感で整腸ケアが必要な猫
  • 毛並みや皮膚の健康を重視したい猫
  • 子猫からシニアまで安心して与えたい家庭
  • 原材料や成分をしっかり確認して選びたい飼い主さん
  • 人工添加物を避け、自然由来のフードを探している飼い主さん
  • コスパよりも猫の健康を最優先したい飼い主さん
  • 海外製でも安心できる品質基準のフードを求める飼い主さん

補足情報

イギリスのFEDIAF基準に則る工場で製造されており、ローズマリー抽出物による天然酸化防止で品質も安心です。

口コミ評価

1番モグニャンが好きみたい!

決め手はうんちの臭い!

偏食気味のうちの子でも食べてくれた!

編集部からの一言

「高品質な魚ベースのグレインフリーフードで、全年齢の猫に食いつきと健康を両立させたいならモグニャンが安心の選択です。」

\公式サイトで最大20%オフがもっともおすすめ!/モグニャンキャットフードの公式サイトはこちら

当サイトでもモグニャンキャットフードの実食レビューと口コミをまとめた記事もありますので、そちらも参考になればと思います!

万が一事実と異なる誤認情報がみつかりましたら「お問い合わせ」までご連絡ください。

おすすめ2『グランツキャットフード』

グランツ

グランツキャットフードは、“猫を愛する国”フランスの信頼ある老舗メーカーと共同開発された、人工保存料・香料・着色料を一切使わないグレインフリーのプレミアム総合栄養食です。

厳格なAAFCOおよびFEDIAFの基準をクリアし、原材料への徹底したこだわり(ケージフリー飼育の鶏・鴨、栄養価の高い野菜など)により、安心して与えられる品質を追求しています。

グランツキャットフードの特徴

  • フランスで生産されたグレインフリーかつ無添加設計(保存料・着色料・香料 不使用)
  • 厳格なAAFCO(米国)およびFEDIAF(欧州)の基準を満たしたレシピ
  • メイン原料の鶏・鴨はすべてケージフリー環境で飼育(EUのアニマルウェルフェア基準)
  • サツマイモやブロッコリーを配合し、栄養価(カリウム・ビタミンB・βカロテン)も強化
  • 公式オンライン限定販売(店舗流通なし)による品質管理とコストメリット

グランツキャットフードの基本情報

項目 内容
原産国 フランス
添加物 保存料・着色料・香料 不使用
グレインフリー
鶏・鴨の飼育法 ケージフリー(EUのアニマルウェルフェアに準拠)
栄養強化素材 サツマイモ、ブロッコリー(カリウム・ビタミンB・βカロテン)
販売経路 公式オンライン限定(店舗未販売)
AAFCO/FEDIAF基準 両方クリア
メインターゲット 全年齢対応(商品ラインにより異なる)

こんな猫ちゃん、飼い主さんにおすすめ

  • 食物アレルギーが気になる愛猫(無添加・グレインフリー)
  • 食いつきが悪く偏食気味な猫ちゃん
  • 肥満予防や健康維持のために糖質を控えたい
  • 小袋パッケージで鮮度を重視する方
  • 初回お試し価格の定期便や相談サービスを利用したい飼い主さん
  • フランス品質やAAFCO/FEDIAF基準の安全性を重視する方

グランツは日本国内の実店舗では購入できず、公式サイトや限定オンライン経路でのみ購入可能です。そのため「価格が高く感じる」「実物を確認できない」といった懸念もありますが、品質管理と鮮度保持を優先する販売戦略として理解できます。

口コミ評価

心臓系疾患や高血圧に対してグランツを選択しました!

グランツは保護猫支援もしています

カリカリ食べなかったこが、めっちゃ食べる!

編集部からの一言

「無添加・高品質でありながら、フランス産ならではの信頼性を備えたプレミアムキャットフードです。」

\初回お試しは980円と非常に購入しやすい価格でおすすめ/グランツキャットフードの公式サイトはこちら

グランツキャットフードは1パック500gが980円でお試しできる初回限定購入もあります! 非常にお試ししやすい内容となっておりますので、是非トライしてみてください!
グランツの口コミや、実際に愛猫にあげたレビューもあります。

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おすすめ3『カナガンキャットフード』

カナガンキャットフードは、イギリス製のグレインフリー・高タンパク設計で、愛猫の「おいしい」と「健康」を両立する一品です。

放し飼いチキンや乾燥チキン合計で原材料の60%以上を占め、オメガ脂肪酸や野菜・ハーブもバランスよく配合。獣医師の支持率も高く、全ライフステージ対応で安心して与えられます。

グランツキャットフードの特徴

  • 放し飼いの高品質チキン生肉と乾燥チキンを使用し、動物性たんぱく質が60%以上
  • グレインフリー(穀物不使用)で消化に優しい設計
  • サツマイモ・ジャガイモなどの消化に優しい炭水化物源を配合
  • オメガ3(サーモンオイル)、オメガ6脂肪酸をバランス良く配合
  • さつまいも、リンゴ、野菜、ハーブや海藻による栄養強化
  • 獣医師の93%以上が「良い製品」と評価(2021年ベッツアイ調査)

グランツキャットフードの基本情報

項目 チキンタイプ サーモンタイプ
原産国 イギリス ドイツ(製造)
タンパク質 34%以上 31%以上(推定)
脂質 16.7%以上 14.8%以上(推定)
粗繊維 3.25%以下 3.25%以下
灰分 10.7%以下 10.2%以下
水分 8%以下 8%以下
オメガ3脂肪酸 0.82% 3.1%
オメガ6脂肪酸 2.99% 0.8%
カルシウム 1.58% 1.4%
リン 1.10% 1.0%
エネルギー 405 kcal/100g 398 kcal/100g
内容量 1.5kg 1.5kg

こんな猫ちゃん、飼い主さんにおすすめ

  • 食いつきが悪い偏食気味な猫ちゃん
  • 肉食本来のバランスと高たんぱくを求める飼い主さん
  • 穀物アレルギー・消化に配慮したい猫ちゃん
  • オメガ脂肪酸や自然由来素材を重視する飼い主さん
  • 獣医師が信頼する高品質フードを選びたい方

補足ポイント

チキンタイプとサーモンタイプの中身に違いがあり、嗜好性や脂質比率も微妙に異なるため、猫ちゃんの好みに合わせて選べるのが強みです。また、定期便の解約・再開がいつでも可能なのも、飼い主さんにとって使いやすい設計です

口コミ評価

ロイカナ以外食べてくれなかったけど、カナガンはもりもりたべる!

高いけど、病気するよりいい!

ロイカナとカナガンを合わせてあげてます

編集部からの一言

「おいしさと栄養バランスを高次元で両立した、猫と飼い主の気持ちに寄り添うプレミアムフード」

\良質なたんぱく質にオメガ脂肪酸!バランスを考えたおすすめフード/カナガンキャットフードの公式サイトはこちら

カナガンキャットフードの最も安い定期便の詳しい情報もまとめましたので、参考になればと思います。もちろん、カナガンキャットフードの口コミやレビュー、詳細情報などもこちらからご覧いただけます。

万が一事実と異なる誤認情報がみつかりましたら「お問い合わせ」までご連絡ください。

7.まとめ|猫には猫専用フードを。大切な健康を守るために

猫にドッグフードを与えても少量ならすぐに大きな問題は起こりにくいですが、長期的に続けると栄養不足や健康リスクにつながります。

猫は犬とは異なる栄養バランスを必要とするため、必ず「猫専用フード」を選ぶことが大切です。原材料の安全性や高たんぱく・グレインフリーといった観点を意識すれば、愛猫に安心して与えられるフードが見つかります。

健康で幸せな毎日を守るために、今日から猫専用フードを選んであげましょう。

8.参考文献・参考サイト

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