ふわふわの被毛と穏やかな性格で人気のラグドール。大型で甘えん坊な彼らには、体質や年齢に合わせたキャットフード選びがとても大切です。
特に、肥満や心臓疾患、毛玉による消化トラブルなど、ラグドールが抱えやすい体の悩みを意識した食事管理は欠かせません。
本記事では、子猫からシニアまで年齢別におすすめのキャットフードを厳選して10商品ご紹介。高たんぱくで消化にやさしい原材料、毛玉ケアや心臓ケアに配慮された成分など、ラグドールにぴったりの選び方も徹底解説しています。
あなたのラグドールが毎日元気に過ごせるように、ぴったりのフードを一緒に見つけていきましょう。
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ラグドールってどんな猫?性格・体質・特徴をチェック
優雅な見た目と人懐っこい性格で、飼い主さんに寄り添うように甘えてくるラグドール。
まるでぬいぐるみのような存在感から“抱っこ猫”とも呼ばれ、その穏やかな性格は初めて猫を飼う方にもぴったりです。
しかし、長毛・大型という特徴ゆえに、食事管理や健康面での注意点も多い品種。まずはラグドールの基本的な性格や体質を知ることで、適切なフード選びにつなげましょう。
穏やかで甘えん坊、でも運動量は控えめ
ラグドールはとにかく穏やかで、人のそばにいるのが好きな性格。活発に動き回るより、のんびりくつろぐことを好みます。そのため運動不足による肥満には要注意。
ふわふわの長毛がチャームポイント
美しいシルキータッチの長毛はラグドールの大きな魅力ですが、毛玉や抜け毛のケアは必須。皮膚や被毛の健康維持に配慮した栄養素が重要です。
大型種ゆえに注意したい健康リスク
成猫で5〜7kg以上になる大型種のため、関節や心臓への負担も視野に。子猫期からのバランスの取れた栄養摂取が将来の健康を左右します。
ラグドールがかかりやすい病気・体調トラブルとは?
ラグドールは温厚で飼いやすい一方で、大型かつ長毛種ならではの体質から、特有の病気やトラブルに注意が必要な猫種です。
特に「心臓・関節・消化・泌尿器」の4つは、日頃のケアとフード選びでリスクを減らすことが可能です。
ここではラグドールがかかりやすい代表的な症状や疾患を紹介し、それぞれにどんな対策が有効なのかをチェックしておきましょう。
病気・トラブル名 | 内容・症状 | 注意点・対策 |
---|---|---|
肥大型心筋症(HCM) | 心臓の筋肉が厚くなることで、血流が妨げられ、呼吸困難や突然死のリスクも。 | タウリンなど心臓サポート成分を含むフード選びが重要。定期検診も推奨。 |
肥満と関節への負担 | 運動量が少ないため太りやすく、大型体重で関節への負担が大きくなる傾向。 | カロリー調整・高タンパク低脂肪のフードで体重管理。グルコサミン配合◎。 |
毛玉・消化不良の悩み | 長毛種のため毛玉ができやすく、飲み込むことで吐き戻しや腸閉塞の原因にも。 | 食物繊維やオリゴ糖など整腸サポート成分で毛玉ケアを。 |
尿路結石・腎臓トラブル | オスに多い傾向。泌尿器のトラブルは腎臓疾患にもつながりやすい。 | ミネラルバランスの整ったフード、十分な水分摂取がカギ。 |
ラグドール向けキャットフードの選び方|栄養成分・原材料のポイント
ラグドールの健康を守り、美しい体格と被毛を維持するには、体質に合ったキャットフードの選び方が重要です。
大型で運動量が少なめなラグドールには、筋肉維持・毛玉対策・泌尿器や腎臓の健康サポートなど、総合的にケアできるフードが理想的。年齢や体調に合わせた成分バランスも大切なポイントです。
ここではラグドールに適した栄養成分や原材料の選び方について詳しく解説します。
高たんぱく・低脂肪で筋肉と体型を維持
ラグドールは大型で筋肉質な体型が特徴ですが、運動量が控えめなため脂肪がつきやすい傾向にあります。
→動物性たんぱく質(鶏・七面鳥・サーモンなど)を主原料とし、**脂質は控えめ(10〜15%)**のものを選びましょう。
グレインフリーや無添加は必要?
穀物アレルギーがある場合を除き、絶対にグレインフリーである必要はありません。ただし、消化に負担がかかる小麦・トウモロコシ主体のものは避けたいところ。
→人工添加物(着色料・香料)や保存料(BHA・BHT)不使用のナチュラルなフードが安心です。
長毛種ならではの毛玉ケア成分(食物繊維・オメガ3など)
長毛で抜け毛が多いラグドールには、毛玉の排出を助けるサポート成分が必須です。
→食物繊維(ビートパルプ、サイリウム)、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が配合されているものを選びましょう。
オメガ3脂肪酸は、毛玉を「作らせにくくする」ための間接的なケア成分であり、直接排出を助ける食物繊維とは補完関係にあります。
シニア期は腎臓に配慮したフードを
シニア期(7歳〜)以降は、腎機能の低下が見られやすくなります。
→リン・ナトリウムが控えめで、水分摂取がしやすいウェットタイプや腎臓サポート成分(オメガ3、抗酸化成分)を含むフードがおすすめです。
腎臓サポートの抗酸化成分とは、主にビタミンE・C、タウリン、セレン、亜鉛、植物抽出物などで構成されています。
子猫期の発育に最適な成分は?
成長期のラグドールには、体格形成と免疫力強化のために、高エネルギー・高たんぱく・ビタミン豊富なフードが求められます。
→DHA・EPA(脳神経の発達)、カルシウム・リン(骨格形成)、タウリン(目と心臓の発達)などがしっかり含まれているものを選びましょう。
【年齢別】ラグドールにおすすめのキャットフード10選
▶子猫(~1歳)におすすめのキャットフード3選
成長期のラグドールには、骨格形成と免疫力強化をサポートする高たんぱく・高脂肪のフードが適しています。また、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を含むフードは、脳の発達や被毛の健康維持に役立ちます。
ラグドール子猫に重視すべき栄養素の検証とおすすめキャットフードの数値
内容 | 特に必要成分・要素 ()内はAAFCO基準 |
カナガンキャットフード チキン |
ピュリナワン 1歳までの子ねこ用 |
グランツキャットフード チキン&サーモン |
高たんぱく質 | 35%以上を目指したい (30%以上) |
34%以上 | 39%以上 | 34.5% |
オメガ脂肪酸 | 脳と視力の発育に必要 (ω6:0.6%以上、 ω3:0.05%以上) |
オメガ6:2.99% オメガ3:0.82% |
オメガ6:1.3%以上 オメガ3:0.06%以上 |
オメガ6:0.70% オメガ3:0.50% |
カルシウム・リン | 骨格形成に必要 (Ca:1.0~1.6%、 P:0.8~1.6%) |
カルシウム:1.58% リン:1.1% |
カルシウム 1 %以上 リン 0.9 %以上 |
カルシウム:1.3% リン:0.9% |
ビタミンA・D・E | 免疫・発育に必要 (A:9,000 IU/kg 以上、 D:750 IU/kg 以上、 E:30 IU/kg 以上) |
ビタミンA、D3、E 添加 成分量は不明 |
ビタミンA 9,300 IU/kg以上 ビタミンD 870 IU/kg ビタミンE 515 IU/kg以上 |
ビタミンA、D3、E 添加 成分量は不明 |
消化に優れた原材料 | 高タンパク質原料 グレイフリー |
乾燥チキン35.5% チキン生肉25% グレインフリー |
チキン、チキンミールが主成分 (分量記載なし) コーングルテン、小麦、米使用 |
脱水チキン 24.5% フレッシュチキン 15.0% 脱水サーモン 14.0% グレイフリー |
安全性 | 添加物や気になる 原料がないこと |
添加物などなし 気になる材料なし |
穀類が多いのが気になりますが、 害のある材料はなし |
添加物などなし 気になる材料なし |
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ラグドールの子猫におすすめのキャットフードは『カナガンキャットフード チキン』
ロイヤルカナンのラグドール成猫用のフードがありますが、関節ケアの重要ポイントであるコンドロイチン、グルコサミンを使ったフードとしては、やはりグランツキャットフードをダントツのおすすめとしています!
バランスの良さや、グレインフリー、適度な食物繊維など、いろいろな用件で一つ頭抜けているように覆います!
評価軸 | 適合度 |
---|---|
成長期の筋肉・骨格の発達 | |
エネルギー補給(脂肪量) | |
免疫サポート | |
長毛種向け毛艶ケア | |
消化性・胃腸への優しさ |
\全年齢対応でも子猫も高レベルで対応の無添加フード/グランツキャットフードの公式サイトはこちら
▶成猫(1~7歳)におすすめのキャットフード4選
成猫期のラグドールは、筋肉量を維持しつつ、肥満や毛玉対策が必要です。高たんぱくで適度な脂肪、食物繊維やオメガ3脂肪酸を含むフードが適しています。
ラグドール子猫に重視すべき栄養素の検証とおすすめキャットフードの数値
内容 | 特に必要な成分・要素 ()内はAAFCO基準 |
グランツキャットフード チキン&サーモン |
ニュートロ ナチュラルチョイス 原料用アダルトチキン |
セレクトバランス スリム 成猫の体重管理用 |
ロイヤルカナン ラグドール成猫用 |
高たんぱく質 | 高タンパク 30〜35%、中脂肪 (タンパク質:26%以上 脂肪:9%以上) |
タンパク質:34.5% 脂肪:16% |
タンパク質:33%以上 脂肪:9%以上 |
タンパク質:27.0%以上 脂肪:9.5%以上 |
タンパク質:30%以上 脂肪:16%以上 |
オメガ3・6 脂肪酸 |
毛並みケアに必要 (ω6:0.5%以上) |
オメガ6:0.70% オメガ3:0.50% |
オメガ6:1.5%以上 オメガ3:0.1%以上 |
具体的な数値ナシ サーモンオイル使用 |
具体的な数値ナシ 魚油、ルリチシャ油使用 |
食物繊維 | 毛玉対策に必要 |
5.0% | 11% | 8.5%以下 | 5.0%以下 |
グルコサミン コンドロイチン |
関節サポート | グルコサミン コンドロイチン |
グルコサミン コンドロイチン |
コンドロイチン コエンザイムQ10 |
グルコサミン 加水分解軟骨 |
安全性 | 添加物や気になる 原料がないこと |
添加物などなし グレインフリー 他、気になる材料なし |
玄米、粗挽き米入り、 害のある材料はなし |
添加物などなし グレインフリー 加工原料多め |
小麦、米使用 加工原料多め 害のある材料なし |
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コンドロイチン、グルコサミン配合なら迷わず『グランツキャットフード』
関節ケア、ということでグルコサミンやコンドロイチンがもっともメジャーな原材料となりますが、こちらが入っているフードではダントツでグランツキャットフードをおすすめします!
他にも大手ブランドから出ている原料用やラグドール成猫用というフードよりもこちらをおすすめするのは、他にもグレインフリーやその他の成分も含めたバランスもあります。
評価軸 | 適合度 |
---|---|
高たんぱくで筋肉サポート | |
肥満防止 | |
毛艶・皮膚ケア | |
関節サポート | |
総合的な健康維持 |
関節ケアでおすすめは、ダントツでグランツキャットフードです!
\関節ケアで高たんぱくのフードではもっともおすすめ!/グランツキャットフードの公式サイトはこちら
当サイトでもグランツキャットフードの実食レビューと口コミをまとめた記事もありますので、そちらも参考になればと思います!
▶シニア猫(7歳~)におすすめのキャットフード3選
シニア期のラグドールは、腎臓の健康維持や関節のサポートが重要です。抗酸化成分やグルコサミン、低リン設計のフードが適しています。
内容 | 特に必要成分・要素 ()内はAAFCOの成猫基準 |
モグニャン キャットフード |
グランツキャットフード サーモン |
カナガンキャットフード サーモン |
高たんぱく質 | 中〜低たんぱく 28〜33% (タンパク質:26%以上 脂肪:9%以上) |
27%以上 11% |
タンパク質:32%以上 脂肪:16%以上 |
タンパク質:34%以上 脂肪:14.8%以上 |
リン ナトリウム |
リン・ナトリウムは控えめ (成猫:P:0.5~1.6% Na:0.2以上) |
リン:1.10%以上 ナトリウム:0.62%以上 |
リン:1.00%以上 ナトリウム:0.90%以上 |
リン:1.00% ナトリウム:ー |
抗酸化成分 | ビタミンC・E、 タウリン、 βカロテンなど |
ビタミン類(A,D3,E) タウリン 新鮮な野菜、果物多数使用 |
ビタミン類(A,D3,E) タウリン |
ビタミン類(A,D3,E) タウリン 新鮮な野菜、果物多数使用 |
抗炎症 毛並み維持 |
オメガ3脂肪酸 (0.6%以上) |
2.50%以上 | 1.00%以上 | 3.1% |
代謝サポート | L-カルニチン | なし | あり | なし |
安全性 | 添加物や気になる 原料がないこと |
添加物などなし グレインフリー |
グルコサミン、コンドロイチン 添加物などなし グレインフリー |
添加物などなし グレインフリー |
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ラグドールのシニア向けでおすすめは『モグニャンキャットフード』
正直なところ、グランツキャットフードとで非常に悩みましたが、関節ケアなども必要ですが、シニア猫ととして最もリスクの高い、下部尿路疾患や腎臓疾患などを考えた場合、そのバランスの良さからモグニャンキャットフードを選択しました。
評価軸 | 適合度 |
---|---|
腎臓負担軽減(リン量/たんぱく量) | |
関節ケア成分(グルコサミンなど) | |
抗酸化成分 | |
消化しやすさ | |
筋肉量維持(良質たんぱく) | |
毛艶・皮膚ケア |
原材料や成分といった部分もありましたら、上記3つのキャットフードの食いつきとして、モグニャンがダントツだったのも一つの理由です。
シニアになると、食が細くなるというのもよくある話です。そこで、より猫ちゃんが食べてくれる!という要素も加味しての選択となりました!
\最も安いのは公式サイトの定期購入!/モグニャンキャットフードの公式サイトはこちら
当サイトでもモグニャンキャットフードの実食レビューと口コミをまとめた記事もありますので、そちらも参考になればと思います!
まとめ|愛するラグドールのために、毎日のごはんで健康を守ろう
ふわふわの被毛と優しい性格が魅力のラグドール。
一方で、肥大型心筋症や肥満、尿路トラブルなど、年齢とともに注意すべき健康リスクも抱えています。
そんなラグドールの毎日を支えるには、年齢や体質に合ったキャットフード選びが欠かせません。
✔ 子猫期は高たんぱく・高エネルギーで発育サポート
✔ 成猫期は筋肉維持+毛玉ケア・適切な体重管理
✔ シニア期は腎臓・関節への配慮と、老化予防成分を意識
本記事では、それぞれのステージに最適なフードや選び方を詳しくご紹介しました。
愛するラグドールがいつまでも健やかに、幸せな毎日を送れるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
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