ブリティッシュショートヘアーにぴったりのキャットフード、迷っていませんか?
丸くがっしりとした体型と、おだやかな性格が魅力のブリティッシュショートヘアーは、実は太りやすい体質でもあります。そのため、栄養バランスだけでなく、体重管理や毛並みのケアまで考慮したフード選びが大切です。
この記事では、ブリティッシュショートヘアーの特徴や食事傾向をふまえたキャットフードの選び方を解説し、おすすめフード5選を厳選してご紹介。
また、「適切な餌の量」や「食べないときの対処法」など、飼い主さんが気になる疑問にも詳しくお答えします。あなたの愛猫の健康を守るヒントがきっと見つかります。
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1.ブリティッシュショートヘアーの特徴と食事傾向
ふっくらとした体格にぬいぐるみのような被毛、そして穏やかな性格が魅力のブリティッシュショートヘアー。しかし、その体質には“太りやすい”“運動量が少ない”といった特徴も。
キャットフードを選ぶ際は、こうした猫種特有の性質を理解しておくことが重要です。
この章では、ブリティッシュショートヘアーの基本的な特徴と、それに基づいた食事管理のポイントを解説します。
体格・体質・性格から見る食事のポイント
ブリティッシュショートヘアーは以下のような特徴を持つ猫種で、キャットフード選びにも配慮が必要です。
特徴 | 内容 | 食事管理上のポイント |
---|---|---|
体格 | 中~大型。筋肉質で骨太。 | 高タンパク・低脂肪のバランスを意識する。筋肉量維持に動物性たんぱくが◎。 |
体質 | 太りやすい傾向。代謝はやや低め。 | カロリーと脂質を抑えたフードを選ぶ。食事量にも注意。 |
性格 | 穏やかでのんびり。食事にこだわりを持つ子も多い。 | 食いつきの良さも大切。香りや食感を工夫したフードが◎。 |
太りやすい?運動量が少なめ?猫種特有の注意点
ブリティッシュショートヘアーはもともと運動量が少なめで、室内飼い中心の生活を送る猫種です。以下のような点に注意が必要です:
- 肥満になりやすい:骨格がしっかりしているため、太っても気づきにくい。
- 関節に負担がかかりやすい:体重が増えると関節トラブルを起こしやすい。
- 活動量が低い:性格がおっとりしているため、運動不足による体重増加が起きやすい。
▶ 対策としては、「高たんぱく・低脂肪・低カロリー」の食事に加え、おやつの管理と定期的な遊び時間の確保が重要です。
2.キャットフード選びで重視すべきポイント
ブリティッシュショートヘアーに合ったキャットフードを選ぶには、単に「高級」「人気」だけでは不十分です。
太りやすく、筋肉質で、のんびりとした性格を持つこの猫種には、体質に適した栄養バランスが求められます。
この章では、フード選びで重視すべき「成分」「栄養素」「管理すべきポイント」などを詳しく解説します。健康を守る第一歩は、正しいフード選びからです。
栄養バランスと原材料の質
ブリティッシュショートヘアーの健康を保つには、以下の栄養バランスが重要です。
栄養素 | 理由 | フード選びのポイント |
---|---|---|
動物性たんぱく質 | 筋肉の維持に不可欠。 | 原材料の最初に「チキン」「ターキー」「サーモン」など肉類が明記されているものを選ぶ。 |
脂質(控えめ) | エネルギー源だが過剰は肥満に。 | 脂質10〜15%程度が目安。オメガ3脂肪酸など「良質な脂肪」が含まれているか確認。 |
食物繊維 | 満腹感と毛玉対策に有効。 | ビートパルプやオーツ、玄米などが適量含まれているもの。 |
ミネラル・ビタミン類 | 毛並み・皮膚・関節の健康をサポート。 | バランスよく配合された総合栄養食であることを確認。 |
▶ 避けたい原材料:穀類が主原料のフード(トウモロコシ・小麦粉メイン)、人工香料・着色料・防腐剤などの添加物が多いもの。
毛並み・関節・体重管理を意識した選び方
ブリティッシュショートヘアー特有の体質に合わせて、次のような目的別成分も意識しましょう。
目的 | 有効な成分・特徴 | 説明 |
---|---|---|
毛並み・皮膚ケア | オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)、亜鉛、ビオチン | 美しい被毛と皮膚バリア機能を維持。乾燥肌やフケ対策にも。 |
関節サポート | グルコサミン・コンドロイチン | 中~大型で体重のかかる関節を保護。特に成猫以降に有効。 |
体重管理 | 高たんぱく・低脂肪・L-カルニチン | 筋肉を維持しつつ、脂肪燃焼を助ける。運動量が少ない猫に適している。 |
▶ チェックポイント:パッケージに「体重管理」「インドア」「避妊去勢後」などの表記があるか確認すると、目的に合ったフードを探しやすくなります。
3.ブリティッシュショートヘアーにおすすめのキャットフード5選
ブリティッシュショートヘアーは見た目のゴージャスさとは裏腹に、体質的・性格的に“静かで太りやすい、でも敏感”という複雑な特徴を持つ猫種になります。
猫ちゃんに求めるものも変わってくると思いますので、目的別におすすめの5商品を選出しました!
- グルメ&偏食対策向け・食いつき重視のフード
→ 食へのこだわりが強く、ちょっとの変化でフードを拒否しがちなブリショには「食いつき良さ」が重要。 - 関節・骨の健康サポート重視のフード
→ 筋肉質でがっしりとした体格を支える“関節への負担”にも配慮が必要。グルコサミン・コンドロイチンなどの成分に注目。 - 毛並み・被毛ケアに特化したフード
→ 密でふわふわなダブルコートの美しい毛並みを保つために、オメガ3・6脂肪酸や亜鉛などが鍵。 - 体重管理・ダイエット目的におすすめのフード
→ 運動量が少なく、太りやすいブリショにとって“肥満予防”は最重要テーマ。避妊・去勢後にも対応。 - 消化器ケア・お腹が敏感な子向けのフード
→ ストレスや体質によって下痢や便秘になりやすい子には、消化吸収がスムーズで低アレルゲンな配慮が必要。
具体的に見ていきましょう!
1.食べてくれない対策に食いつき重視のおすすめフード『モグニャンキャットフード』
ブリティッシュショートヘアにおける「食べてくれない問題」は、実際に多くの飼い主が直面するテーマであり、特に偏食傾向やグルメさを持つブリショにとって、“食いつき”を重視したフード選びは非常に重要なポイントです。
以下では、1位として選定された『モグニャンキャットフード』のおすすめ理由を、ブリティッシュショートヘアの性質との関連性から整理します。加えて、食いつき重視フードの第2位、第3位候補もご提案します。
モグニャンキャットフードをおすすめする根拠
特徴 | 内容 |
---|---|
高い食いつき実績 | メイン原材料が白身魚(63%以上)で、香りが強く嗜好性が高い。実食モニターでの食いつき評価も非常に高い。 |
香料・着色料不使用 | ブリショは神経質な子も多く、人工添加物への反応があることも。シンプルな原材料構成で安心。 |
消化しやすいレシピ | 穀物不使用(グレインフリー)で、便がゆるくなりやすい体質や胃腸が弱めな子にも配慮。 |
粒の大きさ・形状 | 中粒で噛みやすく、口が小さめな猫にも対応。ふやかして香りを立てるのにも適している。 |
▶ こんなブリティッシュショートヘアにおすすめ
- ごはんに興味を示さない、食べムラが激しい
- 香りの強いウェット系は食べるけどドライは残す
- 添加物アレルギーや胃腸トラブルが出やすい
\プレミアム系のフードでも食いつきはダントツ(我が家調べ)!/モグニャンキャットフードの公式サイトはこちら
当サイトでもモグニャンキャットフードの実食レビューと口コミをまとめた記事もありますので、そちらも参考になればと思います!
他のキャットフードとの比較
商品名 | 主原料 | 特徴 | 食いつき | 向いている猫 |
---|---|---|---|---|
モグニャンキャットフード | 白身魚63%以上 | 香りと味のバランスが抜群。低アレルゲン&無添加。グレインフリー。 | ◎ 非常に高い | グルメな子/お腹が敏感な子/偏食気味 |
カナガンキャットフード | 平飼いチキン | 高タンパクで食いつき良好。嗜好性と栄養のバランスも良い。 | ◯ 高評価多数 | 肉好きな子/筋肉質な猫/毛並みケアも気になる子 |
ニュートロ ナチュラルチョイス 室内猫用 白身魚 | 白身魚ミール | 市販品で手に入りやすく、香り・食感も◎。毛玉&体重配慮設計。 | ◯ 良好 | コスパ重視/市販品希望/毛玉が気になる子 |
2.関節・骨の健康サポート重視のフード『グランツキャットフード』
ブリティッシュショートヘア(以下「ブリショ」)はがっしりした骨格と筋肉質な体型が魅力ですが、それゆえに体重過多や関節・骨への負担がかかりやすいという特徴があります。特に中高齢期になると、関節炎・運動機能の低下といったリスクが表面化しやすくなります。
そのような背景から、「関節・骨の健康をサポートする栄養素が含まれたキャットフード」は、予防的な意味でも重要です。
グランツキャットフードのおすすめポイントと根拠
項目 | 内容 |
---|---|
関節サポート成分 | グルコサミン・コンドロイチン配合で、関節軟骨の維持や修復を助ける。特に加齢による関節リスクに◎。 |
高たんぱく&低脂肪 | 骨と筋肉を支えるために必要な良質なたんぱく質(動物性)が豊富で、肥満対策にも配慮。 |
DHA・EPA豊富な魚油 | 炎症を抑え、関節の柔軟性や脳神経の健康維持に役立つ。 |
グレインフリー | 穀物アレルギーや消化負担を軽減。体重管理と吸収効率を高める設計。 |
▶こんなブリティッシュショートヘアにおすすめ
- 骨太で関節負荷がかかりやすい子
- ジャンプや運動が減ってきた成猫~シニア期
- 運動量が少なめでもしっかり体を支えたい子
\関節ケアで高たんぱくのフードではもっともおすすめ!/グランツキャットフードの公式サイトはこちら
当サイトでもグランツキャットフードの実食レビューと口コミをまとめた記事もありますので、そちらも参考になればと思います!
他のキャットフードとの比較
商品名 | 関節サポート成分 | 主原料 | 特徴 | 向いている猫 |
---|---|---|---|---|
グランツキャットフード | グルコサミン、コンドロイチン、DHA・EPA | チキン&サーモン | 関節・骨・神経まで多角的にサポート。筋肉質な体型維持にも。 | 骨格がしっかりしている子/関節を守りたい成猫~シニア |
ロイヤルカナン ブリティッシュショートヘア 専用フード | コンドロイチン硫酸、EPA・DHA | チキン(加水分解タンパク) | ブリショ専用設計で、関節+筋肉サポート。体型・毛並みまで網羅。 | 猫種特化で選びたい/市販の信頼ブランドを求める |
ナウフレッシュ(NOW FRESH)グレインフリー シニア | グルコサミン、コンドロイチン、L-カルニチン | 七面鳥/ダックなど多種 | グレインフリーで高消化性。老猫や運動量減の猫向け設計。 | 高齢・体重増加が気になる/消化に配慮したい子 |
3.毛並み・被毛ケアに特化したフード『カナガンキャットフード サーモン』
ブリティッシュショートヘア(ブリショ)はその密で艶やかなダブルコート(短毛・厚みあり)が魅力の一つですが、皮脂バランスの乱れや栄養の偏り、乾燥・ストレスなどがあると、被毛の艶が落ちたり、フケ・毛割れ・抜け毛が増えることがあります。
そのため、毛並み・被毛の健康を維持するには、オメガ脂肪酸や良質なたんぱく質、ビタミン・ミネラルを適切に摂取することが鍵になります。
カナガンキャットフード サーモンのおすすめポイントと根拠
項目 | 内容 |
---|---|
主原料にサーモン60%以上 | 消化吸収に優れた動物性たんぱく質+EPA・DHA豊富で、被毛のしなやかさと艶を内側からサポート。 |
オメガ3・オメガ6脂肪酸のバランスが良好 | 皮膚のバリア機能強化+皮脂の正常分泌を助け、乾燥肌やフケ対策にも効果的。 |
無添加・グレインフリー設計 | 穀物によるアレルギーや消化負担を軽減。毛並みに悪影響を与える可能性のある酸化油脂など不使用。 |
高評価の実績 | 長毛・短毛を問わず「毛艶がよくなった」「ブラッシングの毛抜けが減った」などのレビュー多数。 |
▶ こんなブリティッシュショートヘアにおすすめ
- 毛並みの艶やかさを維持したい成猫~シニア
- 抜け毛や乾燥肌が気になる
- 毛づくろいで毛玉が増えてきた子
\食いつきの良さとバランスの良いグレインフリーでおすすめ/カナガンキャットフードの公式サイトはこちら
カナガンキャットフードの口コミや栄養など、詳しい情報ほはこちらを参照いただければとおもいま
他のキャットフードとの比較
商品名 | 主原料 | 被毛ケア成分 | 特徴 | 向いている猫 |
---|---|---|---|---|
カナガンキャットフード サーモン | サーモン | オメガ3・6、DHA・EPA、ビタミンB群 | 魚由来の脂肪酸が豊富で毛艶◎。高たんぱく&無添加。 | 抜け毛・艶の低下が気になる子/グレインフリー希望 |
ファインペッツ極 | 鹿肉・鶏肉 | ビタミンE・必須脂肪酸・アミノ酸 | 超高たんぱくで毛・皮膚の再生力を促進。小粒で食べやすい。 | 短毛・中毛・子猫~高齢猫まで幅広く対応 |
ロイヤルカナン ヘア&スキンケア | 鶏肉ミール | オメガ3・6、アミノ酸、ビオチン | 市販で手に入る被毛特化フード。バランス型で継続しやすい。 | 市販品で始めたい/総合ケア希望の初心者向け |
4.体重管理・ダイエット目的におすすめのフード『ジャガーキャットフード』
ブリティッシュショートヘア(以下「ブリショ」)はがっしりした骨太体型と控えめな運動量から、体重増加・肥満傾向になりやすい猫種とされています。
肥満は関節への負担、糖尿病、心疾患などのリスクを高めるため、適切な体重管理と食事の工夫が欠かせません。
ジャガーキャットフードのおすすめの理由と根拠
項目 | 内容 |
---|---|
高たんぱく(動物性原材料80%)&低炭水化物設計 | 筋肉を維持しつつ、余分な脂肪の蓄積を抑える。代謝を高めて太りにくい体質に近づける設計。 |
グレインフリー(穀物不使用) | 消化に不要な炭水化物源を排除し、インスリン急上昇による脂肪蓄積を防止。 |
チキン×鴨×サーモン×マス使用 | 高品質な動物性たんぱく質を複合的に摂取できる。満足感が高く、少量でも満腹感を得やすい。 |
脂質は15%以下と比較的控えめ | 低脂質設計でありながら、必要な脂肪酸はしっかり含有。健康的に絞れる。 |
▶ こんなブリティッシュショートヘアに特におすすめ
- 運動量が少なめ、肥満が気になる
- 太りやすく、食べすぎてしまう傾向あり
- 健康的に引き締めたい成猫~シニア期
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他のキャットフードとの比較
商品名 | 主原料 | 特徴 | タンパク質 | 脂質 | カロリー(100g) | 向いている猫 |
---|---|---|---|---|---|---|
ジャガーキャットフード | チキン・鴨・サーモン | 高たんぱく・低炭水化物・グレインフリー | 40%以上 | 14.8% | 約383kcal | 高たんぱくで絞りたい/肥満予防重視 |
ヒルズ プリスクリプションダイエット メタボリックス | チキン | 獣医推奨の療法食。脂肪燃焼サポート成分配合。 | 約34% | 約12% | 約320kcal | 食事管理に医療的アプローチが必要な猫 |
ニュートロ ナチュラルチョイス 避妊・去勢後用 | チキン | 市販で手に入る体重管理対応。食物繊維多めで満腹感◎ | 約33% | 約12% | 約360kcal | 一般流通品で始めたい初心者/避妊後太りやすい猫 |
5.消化器ケア・お腹が敏感な子向けのおすすめフード『モグニャンキャットフード』
モグニャンキャットフードのおすすめの理由と根拠
項目 | 内容 |
---|---|
白身魚メインの低刺激設計 | アレルギーリスクの低い白身魚(タラ)を主原料に使用。胃腸が敏感な猫でも負担が少ない。 |
グレインフリー(穀物不使用) | 消化に悪影響を与えやすい穀物を排除。アレルゲンや不耐症の原因を減らす。 |
人工添加物不使用 | 香料・着色料・保存料などを使用せず、内臓への負担軽減を重視した設計。 |
食物繊維・オリゴ糖を含有 | 腸内フローラの改善を促進。便の状態やお腹の調子が不安定な猫にも。 |
低脂肪・適正カロリー | 胃腸への刺激が少なく、下痢・嘔吐などの軽減にも配慮された栄養バランス。 |
▶ 特に向いているブリショ
- お腹がゆるくなりやすい、便が不安定な子
- 特定の原材料にアレルギーや不耐症を持っている可能性がある猫
- シンプルな設計で長く続けられるフードを探している方
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他のキャットフードとの比較
商品名 | 主原料 | 特徴 | タンパク質 | 脂質 | カロリー(100g) | 特筆すべき配慮点 |
---|---|---|---|---|---|---|
モグニャンキャットフード | 白身魚(タラ) | アレルギー配慮・消化に優しい | 約27% | 約11% | 約361kcal | グレインフリー・添加物不使用・腸内ケア成分含有 |
ロイヤルカナン センシブル | 肉類・植物性分離タンパク | 消化吸収率を重視した高消化性設計 | 約31% | 約20% | 約384kcal | 消化器症状のある猫向け・プレバイオティクス配合 |
ヒルズ サイエンスダイエット シニアライト(胃腸サポート) | チキン・米 | 市販で手に入る消化器ケア設計。胃腸と体重管理の両立 | 約30% | 約9% | 約318kcal | シニア・活動量が少ない猫の胃腸サポート兼用型 |
以上で、目的別におすすめのキャットフードの紹介でした!
4.キャットフードの適切な餌の量とは?
ブリティッシュショートヘアーは体格が大きいため「たくさん食べても大丈夫」と思われがちですが、実は脂肪がつきやすい体質。フードの与えすぎは肥満や関節への負担につながります。
この章では、年齢や体重に応じた1日の目安量や、おやつ・間食とのバランスの取り方をわかりやすくご紹介。
大切なのは、フードの“質”と“適量”を見極めて、健康的な体型をキープすることです。
年齢・体重別の目安量
キャットフードの適切な量は、以下の3要素によって決まります:
- 年齢(成長段階)
- 体重
- 活動量(運動の多さ)
以下に、ブリティッシュショートヘアー向けの一般的な目安をまとめます(体重はあくまで標準的な個体の場合)。
ライフステージ | 体重 | 1日の給餌量(ドライフード) |
---|---|---|
子猫(~6か月) | 1.5〜3kg | 約50〜80g(高カロリー&高たんぱく推奨) |
成猫(1~6歳) | 4〜6kg | 約60〜90g(去勢後はやや控えめ) |
シニア(7歳~) | 4〜6kg | 約55〜80g(カロリー・脂肪控えめ) |
※フードのカロリー密度(kcal/100g)やメーカー推奨量により前後します。
▶ 体重をこまめにチェックし、週1回の測定を習慣に。理想体重を10%超えたら調整のサインです。
おやつや間食とのバランスの取り方
おやつは猫とのコミュニケーションに役立ちますが、1日の総カロリーの10%以内に収めるのが基本です。
例)成猫(体重5kg)の場合
1日の必要カロリー:約250kcal前後
おやつに使える上限:25kcal程度
おやつのタイプ | カロリー目安 | 注意点 |
---|---|---|
チュール1本 | 約8〜10kcal | 与えすぎ注意。1日1〜2本まで。 |
ドライおやつ(粒タイプ) | 約3〜5kcal/数粒 | カロリー表示を確認し、小分け管理を。 |
茹でた鶏むね肉 | 約50kcal/50g | ノンオイル・無塩が前提。量を調整して。 |
▶ おやつを与えた分は主食の量を減らすのが鉄則。特に避妊・去勢後の子には厳格なカロリー管理が重要です。
5.「うちの子がキャットフードを食べない…」その原因と対策
せっかく栄養バランスの良いキャットフードを選んだのに、ブリティッシュショートヘアーがまったく食べてくれない…そんな悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。
実はこの猫種は、こだわりが強くグルメな傾向があるため、少しの変化でも食欲を落とすことがあります。
この章では、「なぜ食べないのか?」を見極めるポイントと、その対策法を具体的に紹介します。焦らず、猫の気持ちに寄り添った対応が鍵です。
食欲不振のチェックリスト
ブリティッシュショートヘアーがキャットフードを食べない原因には、さまざまな可能性があります。以下に主な理由と対処の糸口を整理しました。
原因カテゴリ | 具体例 | チェックポイント |
---|---|---|
体調の変化 | 嘔吐・下痢・元気がない・口の痛み | 動物病院での診察が最優先。急な食欲低下は病気のサインかも。 |
フードへの不満 | 味・香り・食感が好みでない、酸化や劣化 | 開封後どのくらい経った?香りの強いウェット系などを試す。 |
環境のストレス | 引っ越し、同居猫とのトラブル、食器の位置 | 静かな場所で食べさせているか?環境の変化がなかったか? |
わがまま・甘え | おやつだけ食べる、好きなフード以外拒否 | おやつやトッピングの与えすぎを見直す。食事の優先順位を再構築。 |
食べないときの対処法(温める・トッピング・器変更など)
猫の「食べムラ」や「偏食」は珍しくありません。焦らず、次のような方法で徐々に慣れさせましょう。
▶ フードの温め&香りを引き出す
ドライフードはぬるま湯でふやかしたり、レンジで5秒ほど温めると、香りが立ちやすくなります(※高温すぎないよう注意)。
▶ トッピングで工夫
少量の無添加ふりかけや茹でた鶏肉など、猫が好きな素材をトッピング。ただし、総量の10%以内に抑えること。
▶ 少量ずつ・回数を増やす
一度に大量を出さず、1日3〜4回に小分けにして与えると、食いつきが改善することがあります。
▶ フードローテーション
1種類だけに偏らず、2〜3種類のローテーションで飽きを防ぐ。切り替えは徐々に行い、胃腸への負担を避ける。
▶ 食器・食事環境の見直し
ヒゲが当たりにくい広めの器や、落ち着いた場所への配置も効果的です。
6.まとめとキャットフード選びの再確認ポイント
ブリティッシュショートヘアーは、美しい見た目と穏やかな性格で人気の猫種ですが、その体質や食事傾向にはいくつかの注意点があります。
本記事では、おすすめのキャットフードや給餌量、食べない時の対策まで幅広くご紹介しました。
ここでは、これまでの内容を簡潔に振り返りつつ、日々のフード選びで意識すべき最重要ポイントを再確認します。
✅ 食事選びの軸を明確にする
- 高たんぱく・低脂肪・無添加が基本
- 毛並み・関節・体重管理を意識した配合が◎
- 子猫・成猫・シニア期で成分バランスを調整
✅ 給餌量と間食の「カロリーバランス」を守る
- 年齢・体重・活動量に応じてフード量を調整
- おやつは1日カロリーの10%以内に制限
- 体重管理は週1回の計測で早めに対応
✅ 食べないときは「原因→工夫→見直し」
- 体調・環境・フードそのものを順に確認
- 温める・ふりかけ・ローテーションなどで工夫
- どうしても難しい場合は動物病院へ相談を
ブリティッシュショートヘアーにとって、適切な食事管理は“長く健康でいるための鍵”。フードは「栄養」と「コミュニケーション」の両面から考え、日々の変化にも柔軟に対応してあげましょう。
7.当サイトを作成するにあたり参考にした文献・参考サイト
- 猫の最適な食餌について
- 環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]
- AAFCO(全米飼料検査官協会)
- FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
- HACCP
- 安全・安心なペットフードをお届けするために(一般社団法人ペットフード協会)
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